低消費電力組み込みシステム開発

組み込み機器・ハードウェア 設計製作.comを運営するアイディアイでは、消費電力の抑制を徹底的に考慮した組み込みシステムの開発に対応しています。ハードウェア選定からソフトウェア設計、電源制御の細かな調整に至るまで、低消費電力を実現するためのノウハウを蓄積しており、「既存のシステムをより省電力化したい」「電池駆動時間を延ばしたい」といったご要望に多数お応えしてまいりました。
当社では、マイコンや周辺回路における省電力機能の活用、スリープ制御、クロック管理、そしてソフトウェアの最適化を通じて、使用条件に応じた最小限の電力でシステムを稼働させる設計を行います。低消費電力化をお考えの皆様、お気軽にご相談ください。
低消費電力組み込みシステム開発の
3つの特徴
POINT スリープ制御・WakeUp対応など、用途に応じたマイコン選定と設定をご提案

消費電力を抑えるための最初のステップは、適切なマイコンの選定にあります。当社では、省電力モードやスリープ機能を備えたマイコンの中から、システムの稼働条件・WakeUp要件・入出力構成に応じて、最適なデバイスを選定し、設計します。
例えば、スリープ機能について、単に全機能を停止するのではなく、WakeUpに必要な回路だけを動作させ、他の機能はスリープ状態に保つことで、待機時の電力を最小化する構成を実現します。
また、仮設計段階での電流スペックをもとに、目標とすべき電力値を明確化。仕様と実装の両面から、実現可能な省電力構成を組み立てます。
POINT 周辺回路・モジュールも省電力対応品を選定し、システム全体で電力削減

組み込みシステムの消費電力は、マイコンだけでなく周辺ICやセンサーモジュールにも大きく影響されます。アイディアイでは、通信モジュール、各種センサーなど、システム構成要素においても低消費電力仕様の部品を選定。たとえば、使用時以外はスタンバイモードに切り替わるICや、インターフェース単位で電源制御が可能なデバイスなど、用途に応じて最適な構成をご提案します。
システム全体を俯瞰し、電力消費の大きな要因を分析・制御することで、省エネルギー化に貢献します。
POINT クロック制御や動作仕様の見直しで、さらに一歩踏み込んだソフトウェア最適化

ハードウェアの選定だけでなく、ソフトウェアによる最適化も省電力化には不可欠です。
クロック周波数を用途に応じて抑える、処理の優先順位を整理し無駄な計算を行わない、必要以上の処理性能を求めない――これらの積み重ねが、最小限の電力で必要な動作を実現するための鍵となります。
また、WakeUp条件に応じた割り込み処理やタイマー設定、スリープ復帰後の動作設計など、制御の精緻化により、消費電流をさらに低く抑えることが可能です。
「低消費電力化を実現して製品優位性を持たせたい」とお考えの皆様、お気軽にご相談ください。