評価ボード・ベース 設計サービス

組み込み機器・ハードウェア 設計製作.comを運営するアイディアイは、市販の評価ボードを活用しながら、目的や要件に合わせたカスタム設計を行う「評価ボード・ベース設計サービス」を提供しています。
市販評価ボードは、マイコンやプロセッサの機能を手軽に評価できる便利な開発ツールですが、製品開発や応用試作の段階になると、I/O構成や通信規格、電源仕様などが要求仕様と一致しないケースも多く見られます。
当社では、市販の評価ボードをそのまま使うのではなく、拡張ボードや補助基板を追加することで、必要な機能を付加し、お客様の開発目的に最適化された環境を構築します。
また、市販評価ボードの設計をベースに新規で評価ボードを製作し、不要機能の削除、部品のスペック最適化によりコストダウンを実現することも可能です。
「新規設計を行うほどではないが、市販品では要件を満たせない」といった開発段階において、短期間で実用的な試作・検証環境を整えることが可能です。
評価ボード・ベース 設計サービスの
3つの特徴
POINT 市販評価ボードでは実現できない機能を追加し、ニーズにお応えします

市販の評価ボードは、一般的な用途に対応できるよう汎用的な設計がなされていますが、実際の製品開発では個別の通信規格や制御方式、電源仕様などが求められるケースが多く存在します。
アイディアイでは、こうした「市販ボードでは足りない機能」を付加基板やインターフェース拡張によって補い、開発要件に応じた柔軟な対応を行っています。
たとえば、CAN・RS485通信、A/D変換入力、温度・照度・加速度などのセンサーI/F追加、電源監視機能の追加など、お客様のシステム構成に合わせたハードウェア設計を実施します。
また、開発段階ではUSB給電を利用しつつ、評価後には実装環境を想定したDC電源入力や外部レギュレーション構成への変更にも対応可能です。
市販ボードを単に「使う」だけでなく、「拡張する」「調整する」ことで、短期間で実機に近い評価環境を構築できる点が、当社の評価ボード・ベース設計の特長です。
POINT 評価ボードをベースにしたカスタム設計で、低コスト・短納期化を実現

完全な新規設計で評価ボードを製作する場合、回路設計から基板レイアウト、部品調達までの工程に多くの工数が必要となります。
一方、アイディアイが行う「評価ボード・ベース設計」では、市販の評価ボードの構成を活用しつつ、必要な機能のみに絞り込んだカスタム設計を行うことで、開発期間の短縮とコスト削減を両立します。
不要な回路ブロックを削除し、安価で入手性の高い部品に置き換えることで、試作・検証段階から量産初期試作までのスムーズな移行を実現します。
POINT ハード・ソフト一体で評価ボードをカスタマイズ

評価ボードのカスタマイズでは、ハードウェアだけでなくソフトウェアの最適化も欠かせません。
アイディアイでは、ハードウェア設計に加え、ファームウェア開発やOS設定、ドライバ制御など、ソフトウェア層も含めた一体的な対応を行っています。
例えば、追加したセンサーや通信モジュールが正しく動作するよう、GPIO設定やデバイスドライバの制御プログラムを改修。
また、実機動作条件(温度・通信負荷・電源変動など)を考慮した検証環境の構築にも対応しています。
Raspberry PiやARMコアCPU等、さまざまなプラットフォームでの開発実績をもつ当社だからこそ、ハードウェア構成の最適化とソフト制御の整合を両立した評価ボード設計が可能です。
ハードとソフトの両面から最適化を行うことで、試作段階から高い信頼性と再現性を確保します。




























