組み込み型CANロガーファームウェア開発

マイコンの性能を最大限に活用するため、リアルタイムOS（RTOS）を使用せず、タイマ割り込みを使用したベアメタル実装にてファームウェア開発を行いました。 開発の初期段階では負荷テストを徹底して行い、OSを使用した場合とベアメタルで実装した場合のパフォーマンスを比較・評価しました。その結果、CPUリソースへの要求がシビアであることが判明したため、オーバーヘッドの少ないベアメタル方式を採用し、要求仕様を満たす実装を実現しました。 主なタスクである「CANデータ受信」「GPSデータ受信」「SDカードロギング」を効率的に制御し、お客様の社内リソースだけでは解決が難しかった「性能のフル活用」と「リアルタイム性の確保」という課題を、専門的な組み込みソフトウェア技術で解決しました。