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組み込み機器・ハードウェア設計製作.com
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produced by株式会社アイディアイ

設計開発 代行・ODM事例

自動基板検査用 多チャンネル切替ユニット開発

製品分類組み込み機器
業界電子部品メーカー
提供したサービス①ファームウェア開発
提供したサービス②基板・回路設計
提供したサービス③装置開発

お客様の要望・課題

基板の自動検査システムでは、1枚の基板に対して電圧・電流・波形・周波数特性といった複数の項目を測定し、さらに検査効率を高めるために複数枚の基板を同時に治具へ装着して順に測定していくケースが少なくありません。その結果、システム全体として必要となる計測チャンネル数は、基板1枚あたりの測定点数と同時装着枚数の積として、想定以上に大きな数字になります。

一方で、検査システムに組み込む計測器には、精度や校正体制、トレーサビリティの観点から市販の計測器を採用することが一般的です。ところが市販の計測器は、マルチメータ、オシロスコープ、ファンクションジェネレータ、オーディオアナライザ、直流電源装置のいずれにおいても入力・出力チャンネル数が限られており、システムで必要となるチャンネル数をそのまま満たせないという制約があります。

必要チャンネル数を確保するために計測器を複数台導入するという解決策も考えられますが、この場合は計測器そのものの購入費用が台数分だけ積み上がるほか、装置の設置スペースやラック構成にも影響します。また、計測器が増えれば定期校正や保守の対象も増え、運用開始後のランニングコストにも跳ね返ります。さらに、同一機種であっても個体ごとの機差が測定値のばらつき要因となるため、検査結果の一貫性を担保するうえでも、可能な限り計測器の台数は抑えたいというご要望をいただきました。

当社の提案・サービス

自動基板検査用 多チャンネル切替ユニット開発 | 組み込み機器・ハードウェア設計製作.com

当社では、複数チャンネルの計測ラインを切り替えて1台の計測器に入力する切替ボックスを、システムに合わせてカスタムで製作するご提案を行いました。上図の構成では、5台のDUTから引き出された入力ライン(CH1〜CH5)を切替ユニット内部で選択し、計測器入力へ集約しています。これにより、計測器は1台のまま、検査シーケンスに従って測定対象を順次切り替えていくことが可能になります。

切替ユニットの設計で最も重要になるのが、扱う信号の性質に応じた切替素子の選定です。微小信号やアナログ電圧を扱うラインでは、オン抵抗やリーク電流、寄生容量の影響が測定精度に直結するため、アナログスイッチによる切替を採用します。数A〜10A程度の電流を通す電源ラインや負荷ラインでは、接触抵抗が小さく絶縁も確保しやすいメカニカルリレーやSSRを用います。さらに大きな電流を扱うラインについては、MOSFETによる切替とすることで、機械的接点の摩耗による寿命の問題を回避しながら高頻度のスイッチングに対応します。実際の装置では、これらを1台の切替ユニット内で信号系統ごとに使い分けることになります。

素子の選定にとどまらず、切替時のクロストークや配線長による信号劣化、シールドとグラウンドの取り回しといった、測定精度を左右する要素についても、計測対象の周波数帯域や信号レベルを踏まえて回路・基板レベルで設計します。市販の汎用スイッチユニットでは仕様が合わない、あるいはチャンネル構成が過不足となるケースでも、カスタム設計であればお客様のシステムに必要な構成をそのまま実現できます。

切替ユニットの制御についても、カスタムで作り込みます。上位のPCや制御装置からどのようなインターフェース・コマンド体系で切替指示を受けるか、検査シーケンスや計測器側の制御とどう同期させるかは、システムごとに事情が異なります。当社は回路設計から基板設計、ファームウェア開発、筐体・組立までを社内で一貫して対応できる体制を持っているため、既存の検査システムの構成や制御ソフトウェアに合わせた形での切替ユニットのご提案が可能です。

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