DMACを利用したCAN通信で高頻度通信を実現
設計内容分類 | マイコン開発 |
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解決できる課題 | 高頻度通信 |
実現したい仕様・課題
一般的に、シリアル通信の場合、変換アダプタを用いてCAN通信を行いますが、小規模マイコンでは高頻度通信が難しく高スペックなマイコンを搭載する必要があり、高コストの原因となります。
CANコントローラ内蔵マイコン+シリアル通信のハードウェア構成で、PCとデバイス間の高頻度のCAN通信を行い、加えて低コスト化を実現したい場合は、以下のような設計のポイントを考慮する必要があります。
設計のポイント
シリアル通信は複数のCAN IDのデータを送受信することになり高頻度の通信となるため、マイコン内蔵のDMAC,DTCを利用して通信制御にかかるマイコンの負荷を落とします。 また、CANコントローラのレジスタ(メッセージボックス)が有限であることから、プログラム上で送信用のみ、FIFOを構成することも重要です。
DMACを使用することで、基板の小型化や低コスト化の実現が可能となります。
