verilog記述のポイント:generate文による繰り返し回路の生成
| 設計内容分類 | FPGA |
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実現したい仕様・課題
同じ構造の回路(モジュールインスタンスや処理ブロック)を多数並べたい場合、手作業でコピーして記述すると冗長で、数の変更やロジック修正のたびに全箇所を書き換える必要があり、修正漏れの危険があります。規則的な繰り返し構造を簡潔かつ変更に強く記述したいというのが課題です。
設計のポイント
規則的な繰り返し構造には generate文(generate-for)を使用します。genvarで宣言したループ変数を用いて、モジュールのインスタンス化やalwaysブロック、assign文を指定回数分だけ展開でき、繰り返し数はparameterで一元管理できます。たとえばNチャネル分の同一処理回路、ビットスライスごとの演算、複数インスタンスの配線接続などを、1つのループ記述で表現できます。generate-forは合成時に静的に展開される構文であり、ソフトウェアのfor文のような実行時ループではなく、「回路をN個並べる」ためのハードウェア記述である点を理解しておくことが重要です。ループ内で配列状の信号(wire [W-1:0] sig [N-1:0] など)と組み合わせると、チャネル数Nの変更がparameterの修正だけで全体に波及し、設計の再利用性が大幅に向上します。generate-if/generate-caseを使えば、parameterに応じて回路構成そのものを切り替える(機能の有効/無効化、実装方式の選択)ことも可能で、1つのソースコードから構成違いの製品バリエーションを生成する設計にも活用できます。
【コード例】
parameter N = 4;
wire [7:0] din [N-1:0];
wire [7:0] dout [N-1:0];
genvar i;
generate
for (i = 0; i < N; i = i + 1) begin : ch
filter u_filter (.clk(clk), .d(din[i]), .q(dout[i]));
end
endgenerate

補足情報
設計のポイント 一覧
FPGA設計のポイント
- verilog記述のポイント:always内の出力はできる限り少なくする
- 定数のビット幅明示
- FPGAによるスキャンコンバータの実装
- ストリーミングデータ参照による高速演算処理
- FPGAによるLCDコントローラの実装
- USB HS FIFOによる高速計測アプリケーションの実装
- verilog記述のポイント:連接演算子を使う
- verilog記述のポイント:複雑な組み合わせ回路にfunctionを使用する
- verilog記述のポイント:wireとregの違い
- verilog記述のポイント:双方向ピン(inout)を使用する
- verilog記述のポイント:モジュールの接続
- verilog記述のポイント:output regを使用する
- verilog記述のポイント:定数にparameterを使う
- verilog記述のポイント:二次元配列
- verilog記述のポイント:ブロッキング・ノンブロッキング
- DCFIFOによりクロックが異なる回路を接続し、開発リードタイム短縮
- PC搭載システムのダウンサイジング
- 複数のSPIデバイスの同時制御
- ソフトコアプロセッサ使用によるマイコンとゲートアレイのワンチップ化
- verilog記述のポイント:case文にはdefaultを必ず記述する
- verilog記述のポイント:クロック分周ではなくクロックイネーブルを使う
- verilog記述のポイント:generate文による繰り返し回路の生成
- verilog記述のポイント:signedを使った符号付き演算
- verilog記述のポイント:除算・剰余演算を避ける
- verilog記述のポイント:演算結果のビット幅と桁あふれに注意する
- verilog記述のポイント:casex・casezの多用を避ける
- verilog記述のポイント:初期値に頼らずリセットで初期化する
- verilog記述のポイント:シフトレジスタの記述
- verilog記述のポイント:エッジ検出回路の記述
- verilog記述のポイント:チャタリング除去(デバウンス)回路
- verilog記述のポイント:パイプライン化による動作周波数の向上
- verilog記述のポイント:演算子の優先順位は括弧で明示する
- verilog記述のポイント:`defineとparameterの使い分け
- VHDL記述のポイント:signal代入はプロセス終了時に反映される
- VHDL記述のポイント:processの感度リスト漏れに注意する
- VHDL記述のポイント:型変換の作法(std_logic_vector・unsigned・signed・integer)
- VHDL記述のポイント:others => ‘0’ を活用する
- VHDL記述のポイント:rising_edge(clk)を使う
- VHDL記述のポイント:列挙型でステートマシンの状態を定義する
- VHDL記述のポイント:record型で関連信号をまとめる
- VHDL記述のポイント:packageで共通定義を集約する
- VHDL記述のポイント:数値リテラルの記述と型の修飾
- verilog記述のポイント:taskで手続きをまとめる(functionとの違い)
- verilog記述のポイント:for文による組み合わせ回路の記述
- verilog記述のポイント:インデックス付きパートセレクト(+:)でビットフィールドを扱う
- verilog記述のポイント:valid/readyハンドシェイクによるデータ受け渡し
- verilog記述のポイント:同期FIFOの設計
- VHDL記述のポイント:subtypeで意味のある型名を定義する
- VHDL記述のポイント:std_ulogicでマルチドライバを検出する
- FPGA利用によるCPU負荷の削減
- VHDL記述のポイント:after句・wait文は合成対象外と心得る
- VHDL記述のポイント:booleanとstd_logicの使い分け
- VHDL記述のポイント:aliasで信号やスライスに別名を付ける
- VHDL記述のポイント:shift_left・shift_right関数によるシフト演算
- VHDL記述のポイント:resize関数でビット幅を変換する
- VHDL記述のポイント:functionとprocedureの使い分け
- verilog記述のポイント:$readmemhによるメモリ・ROMの初期化
- verilog記述のポイント:グレイコードカウンタで多ビット値をドメイン間へ渡す
- verilog記述のポイント:トグル同期によるクロックドメイン間のパルス受け渡し
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- VHDL記述のポイント:直接インスタンス化とcomponent宣言の使い分け
- VHDL記述のポイント:constantで定数を定義する
- VHDL記述のポイント:integerにはrange指定を付ける
- VHDL記述のポイント:属性(’range・’length)で幅に依存しない記述
- VHDL記述のポイント:配列型の定義と活用
- VHDL記述のポイント:genericによるモジュールのパラメータ化
- VHDL記述のポイント:同時処理文(when-else/with-select)とprocessの使い分け
- VHDL記述のポイント:numeric_stdを使う(std_logic_arithを避ける)
- VHDL記述のポイント:signalとvariableの違いと使い分け
- VHDL記述のポイント:std_logicとstd_logic_vectorを使う
- verilog記述のポイント:トライステートはトップレベルのみで使用する
- verilog記述のポイント:ブロックRAMが推論される記述パターン
- verilog記述のポイント:ステートマシンの記述パターン
- verilog記述のポイント:2段フリップフロップによる非同期信号の同期化
- verilog記述のポイント:非同期リセットと同期リセットの使い分け
- verilog記述のポイント:組み合わせ回路のalwaysはalways @(*)で記述する



