VHDL記述のポイント:constantで定数を定義する
| 設計内容分類 | FPGA |
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実現したい仕様・課題
しきい値やタイマ値、アドレスなどの固定値をコード中に数値のまま散在させると、値の意味が読み取れず(マジックナンバー)、仕様変更時には該当箇所をすべて探して修正する必要があります。値の意味と変更箇所を一元化したいというのが課題です。
設計のポイント
固定値はconstant宣言で名前を付けて定義し、コード中では名前で参照します。constant TIMEOUT : integer := 50000; のように「意味のある名前・型・値」をセットで宣言することで、コードの可読性が向上し、値の変更はconstant定義1か所の修正で全参照箇所へ反映されます。クロック周波数から導出される時間系の定数は、constant CLK_HZ : integer := 50_000_000; を基準に、constant TICK_1MS : integer := CLK_HZ / 1000; のように他のconstantからの計算式で定義しておくと、クロック変更時の修正が基準値1つで済み、導出関係もコード上に残ります(VHDLでは数値リテラルにアンダースコア区切りが使え、桁の多い値の可読性を保てます)。genericとの使い分けは、「インスタンスごと・構成ごとに変えたい値はgeneric、その設計内で共通の固定値はconstant」が基準です。モジュール横断で使う定数はpackageに集約すると、プロジェクト全体の設定値が1ファイルで見渡せます。constantはROMテーブル(配列型定数)や状態の既定値など、あらゆる固定データに適用でき、「名前のない数値をコードに書かない」を規約とすることが、長期保守での品質を支えます。
【コード例】
constant CLK_HZ : integer := 50_000_000; — 基準クロック
constant TICK_1MS : integer := CLK_HZ / 1000; — 導出値
signal t : integer range 0 to TICK_1MS-1;
process(clk)
begin
if rising_edge(clk) then
if t = TICK_1MS-1 then
t <= 0; tick <= ‘1’;
else
t <= t + 1; tick <= ‘0’;
end if;
end if;
end process;

補足情報
設計のポイント 一覧
FPGA設計のポイント
- verilog記述のポイント:always内の出力はできる限り少なくする
- 定数のビット幅明示
- FPGAによるスキャンコンバータの実装
- ストリーミングデータ参照による高速演算処理
- FPGAによるLCDコントローラの実装
- USB HS FIFOによる高速計測アプリケーションの実装
- verilog記述のポイント:連接演算子を使う
- verilog記述のポイント:複雑な組み合わせ回路にfunctionを使用する
- verilog記述のポイント:wireとregの違い
- verilog記述のポイント:双方向ピン(inout)を使用する
- verilog記述のポイント:モジュールの接続
- verilog記述のポイント:output regを使用する
- verilog記述のポイント:定数にparameterを使う
- verilog記述のポイント:二次元配列
- verilog記述のポイント:ブロッキング・ノンブロッキング
- DCFIFOによりクロックが異なる回路を接続し、開発リードタイム短縮
- PC搭載システムのダウンサイジング
- 複数のSPIデバイスの同時制御
- ソフトコアプロセッサ使用によるマイコンとゲートアレイのワンチップ化
- verilog記述のポイント:case文にはdefaultを必ず記述する
- verilog記述のポイント:クロック分周ではなくクロックイネーブルを使う
- verilog記述のポイント:generate文による繰り返し回路の生成
- verilog記述のポイント:signedを使った符号付き演算
- verilog記述のポイント:除算・剰余演算を避ける
- verilog記述のポイント:演算結果のビット幅と桁あふれに注意する
- verilog記述のポイント:casex・casezの多用を避ける
- verilog記述のポイント:初期値に頼らずリセットで初期化する
- verilog記述のポイント:シフトレジスタの記述
- verilog記述のポイント:エッジ検出回路の記述
- verilog記述のポイント:チャタリング除去(デバウンス)回路
- verilog記述のポイント:パイプライン化による動作周波数の向上
- verilog記述のポイント:演算子の優先順位は括弧で明示する
- verilog記述のポイント:`defineとparameterの使い分け
- VHDL記述のポイント:signal代入はプロセス終了時に反映される
- VHDL記述のポイント:processの感度リスト漏れに注意する
- VHDL記述のポイント:型変換の作法(std_logic_vector・unsigned・signed・integer)
- VHDL記述のポイント:others => ‘0’ を活用する
- VHDL記述のポイント:rising_edge(clk)を使う
- VHDL記述のポイント:列挙型でステートマシンの状態を定義する
- VHDL記述のポイント:record型で関連信号をまとめる
- VHDL記述のポイント:packageで共通定義を集約する
- VHDL記述のポイント:数値リテラルの記述と型の修飾
- verilog記述のポイント:taskで手続きをまとめる(functionとの違い)
- verilog記述のポイント:for文による組み合わせ回路の記述
- verilog記述のポイント:インデックス付きパートセレクト(+:)でビットフィールドを扱う
- verilog記述のポイント:valid/readyハンドシェイクによるデータ受け渡し
- verilog記述のポイント:同期FIFOの設計
- VHDL記述のポイント:subtypeで意味のある型名を定義する
- VHDL記述のポイント:std_ulogicでマルチドライバを検出する
- FPGA利用によるCPU負荷の削減
- VHDL記述のポイント:after句・wait文は合成対象外と心得る
- VHDL記述のポイント:booleanとstd_logicの使い分け
- VHDL記述のポイント:aliasで信号やスライスに別名を付ける
- VHDL記述のポイント:shift_left・shift_right関数によるシフト演算
- VHDL記述のポイント:resize関数でビット幅を変換する
- VHDL記述のポイント:functionとprocedureの使い分け
- verilog記述のポイント:$readmemhによるメモリ・ROMの初期化
- verilog記述のポイント:グレイコードカウンタで多ビット値をドメイン間へ渡す
- verilog記述のポイント:トグル同期によるクロックドメイン間のパルス受け渡し
- VHDL記述のポイント:port mapは名前による結合を使う
- VHDL記述のポイント:直接インスタンス化とcomponent宣言の使い分け
- VHDL記述のポイント:constantで定数を定義する
- VHDL記述のポイント:integerにはrange指定を付ける
- VHDL記述のポイント:属性(’range・’length)で幅に依存しない記述
- VHDL記述のポイント:配列型の定義と活用
- VHDL記述のポイント:genericによるモジュールのパラメータ化
- VHDL記述のポイント:同時処理文(when-else/with-select)とprocessの使い分け
- VHDL記述のポイント:numeric_stdを使う(std_logic_arithを避ける)
- VHDL記述のポイント:signalとvariableの違いと使い分け
- VHDL記述のポイント:std_logicとstd_logic_vectorを使う
- verilog記述のポイント:トライステートはトップレベルのみで使用する
- verilog記述のポイント:ブロックRAMが推論される記述パターン
- verilog記述のポイント:ステートマシンの記述パターン
- verilog記述のポイント:2段フリップフロップによる非同期信号の同期化
- verilog記述のポイント:非同期リセットと同期リセットの使い分け
- verilog記述のポイント:組み合わせ回路のalwaysはalways @(*)で記述する



